社内資料・説明書

ワンダーライフ受付フォーム 自社クラウド化稼働中・実証済

夜間受付の外部フォームサービス(FormBridge)を、自社クラウドの入力フォームへ置き換え ― 脱FormBridge 3号
2026年7月24日|ソリューション事業部(桐山)|構成・フロー・使い方・実証結果

この資料の要点3行でわかる

ワンダーライフの夜間受付フォーム(外部サービスFormBridge)を、自社クラウド(Cloudflare Worker+Google GAS)で作り直して置き換えました。
「受付番号の採番 → Kintone保存 → 担当者への取次メール」まで現行と同じ動きを完全再現。取次メールは今までどおり callcenter@all-zenbu.co.jp から届きます。
実際のフォーム画面から送信するテストで、Kintone保存と取次メール送信まで通しで成功。稼働中の現行FormBridgeには一切触れず並行稼働中です。

これはトヨクモ(FormBridge・kMailer等)から抜ける取り組みの3件目です(1号=キマルーム/2号=プロコール駆けつけ/3号=ワンダーライフ)。あなたのPCは一切使わず、すべてクラウド上で動きます。

1何を変えたか(Before / After)

受付の入口(フォーム)と、その裏で動く「保存+取次メール」の担い手を、外部サービスから自社クラウドに載せ替えました。お客様・担当者から見える動きは変わりません。

Before(外部サービス依存) After(自社クラウド) 夜間オペレーターが受電・入力 FormBridge(外部・有料/トヨクモ) Kintone #543 kMailer(外部) 取次メール送信 ワンダー担当者へ取次メール オペレーター入力/お客様セルフ入力 自社フォーム(2種) Cloudflare Worker(自社クラウド) Kintone #543 GAS(自社・Google) 取次メール送信 ワンダー担当者へ取次メール 差出人・文面は今までと同じ
図1|Before/After(赤=外部サービス/緑=自社クラウド。担当者への取次メールは差出人も見た目も変わらない)
ねらい:外部サービス(FormBridge・kMailer=いずれもトヨクモ)への月額支払いをなくし、仕組みを自社に取り戻す。加えて、同じ土台で「お客様がご自身で入力するフォーム」も用意し、将来のメール集約・SMS誘導につなげます。

2構造(全体アーキテクチャ)

1つのクラウド上のプログラム(Cloudflare Worker)が、2種類のフォーム画面を配信し、送信を受けて保存とメール送信を行います。メール送信だけはGoogle側の小さなプログラム(GAS)に任せ、callcenter@ から送っています。

オペレーター版 受電担当者が入力 お客様セルフ版 お客様が入力(将来) Cloudflare Worker zenbu-wonder-form.zenbu-cc.workers.dev 検証・受付番号の採番 保存・取次メールの指示 Kintone #543 問い合わせログ(保存先) GAS(Google側) callcenter@ から取次メール送信 ワンダー担当者(一木様) [将来の拡張・同じ土台に追加できる] お客様セルフ版+SMS誘導(AI CROSSで送信)/新代表番号(Twilio)と連携 =「電話をやめてメールに集約」構想へそのまま発展
図2|全体構造(すべてクラウド上。利用者のPCは一切不要)

各パーツの役割

パーツどこで動くか役割
入力フォーム(2種)Cloudflareオペレーター版とお客様セルフ版。ジャンルを選ぶとその欄だけ表示
Cloudflare WorkerCloudflare(常時稼働)フォーム配信・入力検証・受付番号の採番・Kintone保存・取次メールの指示
Kintone #543クラウド(サイボウズ)問い合わせログの保存先(現行と同じアプリ)
GASメール中継Google(常時稼働)callcenter@all-zenbu.co.jp から取次メールを送信(kMailerの代わり)
※フォームのソースは C:\AutoImport\wonder_form\。更新は build.py → wrangler deploy のみ。KintoneトークンやメールのカギはWorkerの秘密情報として保持し、ブラウザには一切出しません。

3フロー(送信ボタンを押してから)

送信されると、現行FormBridgeの「回答保存プロセス」と同じ順で自動処理します。

1. 採番 受付番号を発番 YYYY-MM-DD-連番 2. 保存 Kintone #543 に 1件記録 3. 取次メール ジャンル別の文面で callcenter@ から送信 4. 完了 画面に受付番号 を表示 失敗時 エラー通知・ 受付は継続 お客様が発信 → 受電・入力 → 送信
図3|送信フロー(現行FormBridgeの4ステップを完全再現)

ジャンルで聞く内容が変わる

音声ガイダンスの4分岐に対応して、フォームもジャンルを選ぶと専用の入力欄だけ出ます。取次メールもジャンルごとの文面で送られます。

ジャンルフォームで聞く主な項目
反響(新規)物件・お名前・電話・メール・利用時期・人数・駐車場・寝具レンタル・部屋探し条件
契約中問い合わせ内容・お名前・契約物件・延長希望(希望/不要/検討中)・延長希望期限
入居中カテゴリー(契約/設備不具合/その他)・内容・お名前・物件/部屋番号・不具合の詳細
その他問い合わせ内容・お名前

動画1分でわかる解説動画

構造とフロー、脱FormBridgeの位置づけを短くまとめた解説動画です(ナレーション付き)。

4脱FormBridge 3兄弟(トヨクモから抜ける取り組み)

同じ型(自社Workerフォーム→Kintone保存→通知)で、外部フォームサービスを順に置き換えています。ワンダーライフはその3件目です。

案件保存先/通知状態
1号キマルーム 取次フォームKintone #588 / Chatwork通知構築完了・並行稼働
2号プロコール 駆けつけ依頼Kintone #652 / Chatwork通知本番運用(8/3開始)
3号ワンダーライフ 受付Kintone #543 / 取次メール構築完了・実証済(本資料)
3号の特徴:通知が「Chatwork」ではなく「メール」で、しかもクライアント(一木様)へ直接届く取次連絡である点。ここを止めると納品が止まるため、送信元 callcenter@ ・文面・ジャンル別の4通をそのまま再現し、取次を一度も止めずに置き換えられる設計にしました。

5説明書(使い方・運用)

フォームのURL

オペレーター版を開く お客様セルフ版を開く

使い方(オペレーター版)

1
ジャンルを選ぶ ― 反響/契約中/入居中/その他。選ぶと専用の入力欄が出ます。
2
ヒアリング内容を入力 ― 各欄に記入ひな形(プレースホルダ)が出ます。入居中は【留意事項】も表示されます。
3
送信する ― 受付番号が画面に出れば完了。Kintone #543に記録され、担当者へ取次メールが自動送信されます。

本番切替(テスト → 実運用)の手順

現在はテスト設定で、取次メールの宛先が t-kiriyama@all-zenbu.co.jp(桐山=一木様役)になっています。実運用に切り替えるには次だけです。

A
取次メールの文面を最終確認 ― 件名・本文・差出人名を現行に合わせて調整(必要なら)。
B
宛先を一木様の実アドレスに切替 ― Workerの設定 MAIL_TO を差し替え(ジャンルごとに宛先を分けることも可能)。
C
オペレーターへ周知 ― 新フォームのURLに切替。安定を確認して現行FormBridge(637041)を停止=トヨクモから3本目の解約。

初回だけ済ませた設定(クラウド上で1回きり・以後PC不要)

設定内容
Kintone #543 APIトークン保存用のカギ。Kintoneのアプリ設定で発行し、Workerの秘密情報に設定済み
GASメール送信の権限承認callcenter@ でGASを1回承認。以後ずっと自動送信可能

メンテナンス

フォームの文言・項目を変えるoperator.html / customer.html を編集 → build.pywrangler deploy
取次メールの文面を変えるworker.template.jsrenderMail を編集 → 再デプロイ
宛先・カギを変えるWorkerの秘密情報(MAIL_TO / KINTONE_TOKEN 等)を差し替え

6実証結果(テストで確認できたこと)

確認項目結果内容
フォーム表示(2種)OKオペレーター版・お客様版とも本番URLで正常表示
Kintone保存マッピングOK4ジャンルとも正しいフィールドに保存されることを実レコードで確認→削除
受付番号の採番OK当日連番(例 2026-07-24-2)を正しく発番
取次メール送信OKcallcenter@ から実メール送信成功(テスト宛先で確認)
ブラウザ実操作の通しOK実際のフォーム画面から入力・送信→保存+メールまで成功
安全性レビューOKコード2種を独立レビュー→指摘反映(入力検証・採番・情報露出)
結論:完全クラウド(Cloudflare Worker+Google GAS)で、FormBridge+kMailerの役割を実働で置き換えられることを確認。現行FormBridgeは無変更で並行稼働中のため、受付は一度も止まりません。あとは文面確認と宛先切替で本番運用に入れます。
ZENBU株式会社 ソリューション事業部
社内資料(社外秘)。2026年7月24日時点。実装=C:\AutoImport\wonder_form\/本番URL=zenbu-wonder-form.zenbu-cc.workers.dev